風に吹かれて 気の向くままに・・・

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help リーダーに追加 RSS 帰郷

<<   作成日時 : 2008/10/07 12:42   >>

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本棚に入っていた本
確かに読んだのだけれど、ナサケナイカナどんな話だったか思い出せない(+o+)

年のせいと責任を年のせいと責任転嫁しているけれど
もともとの記憶力の無さなのである。。。

そんなわけでもう一度この本を読んでみた
その本の題は「帰郷」(辻内智貴著)

数十ページの短い小説であるが、切ない小説である。

こんな文章で始まる・・・

あの人の故郷へ行ってみようと思った。
あの人が何時も話をしてくれた、その小さな田舎町をみたいと思った。
その町を訪ね、そして出来たら、その人の思い出の中に何時も語られる一人のひとに会いたいと思った。
・・・


この中での「あの人」とは、夫
その夫の生まれ故郷に行って見ようと思い故郷を訪ねる話である。

夫は、物心がついた頃に父親を亡くし、また8歳の時に母親も亡くしてしまった。
そこで、中学校卒業まで親戚に預けられるのであるが、楽しい思い出は何一つなく不遇の生活過ごす。
中学を卒業し集団就職で上京
そんな夫と同じ会社で出会い結婚する。
子供も生まれ幸せな生活をしていたが55歳と言う若さでこの世を去ってしまう。

その間、夫から故郷の話を聞くものの行くこともなく過ごしてきた。
そんな悲しい子供の時代の話を聞くのも辛かったけれど
いつも自分を可愛がってくれた近所のおじさん、家に呼んでくれては高価なお菓子や玩具を与えてくれたという
そんなおじさんがいたのだという話を聞いて何かほっとした気分になったという。

そんなおじさんに夫が亡くなってしまった事などを伝えたいと思い夫の故郷に行くのである

そして夫の故郷・・・
何も変らない、話どおりの辺りの風景・・
川も山も、家も路地も話もまま・・
されど、そこにあるはずの家が・・・
無いのであるっていう話。。。

そうしなくてはならなかった、夫の話。
なんとも切ない。。。

この話を読んで室生犀星の「小景異情 その二」の詩を思い出した

ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて 異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや


室生犀星も故郷には良い良き思い出はなかったという。
されど、頭の中から決して離れることは事はない
切り離すことが出来ないそんな故郷

この夫も、室生犀星も
同じなんだろ。。。

人それぞれに故郷がある
人それぞれの思いがある
楽しいかな・・
悲しいかな・・
切ないかな・・


画像


写真 アキノノゲシ
   (秋の野芥子)


花言葉
  ひとときの美
  美しい眺め 
  控え目な人




<名前の由来) 春に咲く野芥子に似ていて秋に咲く花から


 ” 寝転べば
   風起こり
   青き空に
   秋の野芥子が
   揺れる  ”


                 〜  草 庵     庵  主    〜

   







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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
遠く母国を離れ 海外生活を人生している自分には・・・
今日の日記は 心深く考えさせられました。
何時もながら 着眼点に敬意を評します。ありがとう。
サムライにぃ
2008/10/07 14:24
故郷は遠くにありて、思うもの。
私、今福岡です、ここは私の故郷です。
私で4代目この土地に住んで200年経とうとしています。

いつも、福岡に帰って来ると、山の木々が迎えてくれてるように思います。
そして、この土地が、私には、この産まれ育った土地が心の宝物です。
じゅん
2008/10/07 17:07
私は生まれ育ったこの土地を離れて過したのは1年足らずです
それでも田舎者が都会に出て一人暮らしをしていた時には自由な生活を求めていたのに故郷の懐かしさを感じていました
帰郷しこの土地にいてこの土地を離れた同級生達が帰郷し易い雰囲気を作るのが私の使命だと思って頑張っています
ピーコ
2008/10/07 20:16
皆さんは故郷が在って良いですね
私の故郷は東京です、日々変化して
跡形も無く、、まるで別のものになりました
なんて、羨ましい
t-m
2008/10/07 22:05
故郷ですか・・・・
山のてっぺんにあらます。。
都会ほどではありませんが、少しづつ変化してます。
が・・・
故郷はいつもやさしく迎えてくれます。。。


天秤
2008/10/07 22:24
私も本棚の中に読んだか読まないか
忘れてしまった本が何冊かあります^^;
すぐに読み終わらずに数年間もしおりが挟んだままの本も・・
いい本は何回読んでも面白いですもんね^^
トム
2008/10/07 22:34
サムライにぃさん

そうですね。
海外生活をしているサムライにぃさんにとって故郷、また日本と言う国は特別の思いがあるでしょうね!!
遠い空を眺めながら、故郷を思う
イスラエルに向かってエールをお送りします
井中 平
2008/10/08 08:21
じゅんさん

故郷は、昔の自分をそのまま受け入れてくれる^^
そんな懐の深さがありますね^^
山も川も・・変らぬその姿を見るとホットします。
そこには空気が優しく包んでくれるんですね。
井中 平
2008/10/08 08:26
ピーコさん

私は、高校時代を過ぎてからは名古屋生活を昭和時代の最後までいました。
その間、帰省するたびに故郷の山を見ると安心したものです。
そこには、ピーコさんのように温かい故郷を作ってくれていたんですね。ありがとうございました^^
井中 平
2008/10/08 08:30
t−mさん

t−mさんには世界各国に友達がいて羨ましい限りですよ。
そんな世界から東京を望む(思う)
また、故郷は東京と言う土地ではなく、そこで大きくしてくれた父母であり兄弟であり近所の人たちであっったり、思い出は尽きないです。。
井中 平
2008/10/08 08:34
天秤ちゃん

山の上に故郷があるのですか!!
何処なんだろう!
昔の景色が変るのも仕方ないこと、また友の心も少しずつの食い違いが覚える時があります。
でも、これも環境が作る術、仕方ない自然な形です。
しかし、故郷の山は優しく迎えてくれる、ありがたきかな!!です。。。
井中 平
2008/10/08 08:40
トムさん

本棚の中には、昔呼んだ本が入っているのだけれど、どんな話であったのかはっきり思い出せない本があります。
読んでいくうちに思い出すのだけれど、本を読んでの感じ方はやはり少しずつ変化しているように感じます。
若い頃、読んだ本を再読するのも面白いものですね^^
井中 平
2008/10/08 08:44

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<<今週の音楽>> 〜〜 Miles Davis 〜〜 ★☆ Summertime ☆★